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2013年7月24日 (水)

鉄道3DCG製作記 103系 (11)

鉄道博物館103系

久しぶりのCG更新です。物凄く大変な作業をしていたというよりは暑くてやる気が出な資料不足で停滞していました。
不足していたのは図面に描かれていない部品類で、主に外板に溶接されている部類の小物たち。そのため先々週末に鉄道博物館にて取材と調査を行いにいきました。

まずは雨樋の作成。こちらは図面があるので割と問題ありません。
雨樋は外板に直接溶接されていて、雨樋の上側に屋根布、下側にパテ、雨樋の縁に屋根布押さえが取り付けられています。(下図左)
今回はまだ屋根布が無いので、樋本体と下部のパテのみ作成します。(下図右)

103系 雨樋断面002

 
続いて雨樋の妻面処理(下図上段左)。こちらは103系ではなく101系のもの。
実を言うと101系と103系では雨樋への回りこみ部分が若干違うのですが、図面が無いのでとりあえず101系を参考にします。ちなみにこの妻面雨樋は溶接ではなくU型の金具2個で取り付けられています。(下図上段右)
とりあえず側面の雨樋を【スイープ】で回り込む形状にし、漏斗状になっている部分に接続させます(下図下段左)。この漏斗になる雨樋終端部分は初期の頃はこの形状ですが、後年に屋根布が塗り屋根になった際に終端部分の壁が若干大型化し、勢いよく流れてきた雨水が確実に漏斗に流れ込むように改造されています。
もちろん漏斗からさきの垂直雨樋は貫通させてあります。(下図下段右)

101系 妻面雨樋処理1 101系 妻面雨樋処理2 005 006

先頭車前面の雨樋は妻柱の内部を通って下に落ちます(下図左)。101系900番台ではこの部分に漏斗が無かったので、後の改造では正面に妻面と同じ漏斗を取り付けて非常に残念な姿になっていた車輌もありました。
この若干縦長な漏斗も特徴的ですが、この漏斗部分のサイズも低運転台車輌と高運転台車輌で違います。なのでここは薄型な101系のものを参考にしました。(下図右)

103系 正面妻面雨樋処理008_2

そして前面に回りこんで101系から続くこの顔を形成する立役者といえば『取手オヨビ足掛』。意外と横から見ると飛び出しているのが判ります。(下図左)
ただ、ライト直下の取手はそれほど飛び出ていません。モデリングする際は溶接部分を広げて融合するようにしました。(下図右)

103系 取手オヨビ足掛010


次に同じく前面の立役者たる『足掛』(下図左)。サイズは横600mm、奥行き160mmとなっていて、これは低運転台でも高運転台でも同じでした。
ただ、高運転台のような後期車は上の板が直接外板に溶接されているのに対し、初期車は板を一旦丸め込ませた上で、広い面で溶接されていました。(下図右)

103系 足掛 013

側面に戻り、忘れられていた乗務員室周りの手摺。(下図左)
円柱のポリゴンから柱に向かって板を延ばし、さらに上下の間も円柱のポリゴンで繋いで簡単に作成しました。(下図右)

103系 手摺015

最後に靴擦り。(下図左)
後々はステンレス地むき出しで銀色に輝いていますが、昔はここも塗装されていました。(下図右)
ちなみに乗務員室扉は当初のものと後々のもので違う構造になり、ドアレールの構造も大型化して密封率を上げています。

103系 靴摺り103系構造

では最後に今日のレンダリング。

103

同じく後ろ側から。

103_2


外板にパーツも取り付けられ、いよいよ103系の形がはっきりとしてきました。
今日はオマケとして鋼製車の車輌構造図のレンダリング画像も掲載します。

103_3

 
 
さらにオマケ。
大宮の高架下に供奉車が止まっていたので撮影。
ガスタービン車も大分傷んできましたね。

大宮 高架下 供奉車ガスタービン車

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