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2014年8月 9日 (土)

鉄道3DCG製作記 103系 (23)

103系 通風装置CG

床下もひと段落したので、いよいよ本格的に車体のほうに戻ります。
先々に内装工事があるのですが、壁を作ると取り付けられなくなるものが多数あるので、まずはその第1弾として通風装置を取り付けます。

103系の初期車はずらっと並んだ屋根上のグローブ形ベンチレータ(通称グロベン)の他、車両前面中央下部に付けられた乗務員室通風装置と前面窓上部に付けられた通風装置があります。
まず乗務員室通風装置は乗務員室内に涼しい風を取り入れるという運転士のためを想った優しい通風孔です。下図左のように車両前面の足場の真上に穴が設けられ、風が取り入れられるようになっています。
そして取り入れた風は下図右のように一旦上に通され、運転室内に導かれています。下図の風洞は判りやすいように半透明にしてありますが、途中でヒダが並んでいる場所で雨の水切りが行われていて、さらに出口付近にレバーで開閉できる蓋が仕込まれています。
(本当は運転台の骨組みで固定されているのですが、骨組みは省略するので浮いてます)

103系 乗務員室通風装置CG 103系 乗務員室通風装置CG

こんなに運転士想いで優しい通風装置ですが、冬になると冷たい風がガンガン入ってくる上、レバーで蓋を閉めても隙間から風が入ってくる最低最悪な装置になります。
そのため先ほどの車両前面の取り入れ口に板を当てて孔自体を塞ぐという処置がとられています。昔の写真で蓋がしてあるのは大概冬でしたが、昭和50年代あたりから蓋を付けたり取ったりするのが面倒なのか、夏でも蓋をしたままの写真もあります。
ちなみにこの乗務員室通風装置は冷房化改造時に結構な割合で孔そのものが溶接で埋め込まれています。

続いてこれがまたマイナーな存在であり、クハ79350から始まり101系・103系と脈々受け継がれてきた前面傾斜窓の理由である通風装置が前面窓の上に取り付けられています。(下図左)
73系時代は乗務員室への通風装置でしたが、101系からは客室への空気取り入れ口となり、前面に当たった風は傾斜窓で上に導かれ、そこにある通風孔から風洞を通り、前照灯を避けるように二股に別れ、乗務員室の天井裏を通って乗務員室の仕切り壁上部から風が出るようになっています。(下図右)

103系 通風装置CG 103系 通風装置CG

なお、この通風装置も乗務員室通風装置と同じく、冷房化改造時に溶接で埋め込まれています。(こちらの方が徹底していて、全車両埋められています)
新生当時から冷房の車両はそもそもこの孔が無いため、もはやなんのために前面が傾斜しているのかわからない状態に。
これ以降の201系、205系なども同じように傾斜していますがこちらは完全にデザインありきですね。

最後にグロベンの作成です。このグロベンですが下図左のように2種類有り、白っぽいものが一般的なもの。左の小窓に写っているのが73系など旧型国電で採用されていた外枠に上部の絞りが無いものです。
グロベンは断面をラインツールでなぞってレイズモデファイアでぐるっと回すいつものやり方でお手軽に作成。手前のグロベンは中が判りやすいように半透明にしてあります。(下図右)

グローブ形ベンチレータ 103系 グローブ形ベンチレータCG

103系 通風装置CG

次回はライト類の作成です。

 
よろしければこちらもどうぞ
http://www.tetsudo.com/

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