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2014年9月 8日 (月)

鉄道3DCG製作記 103系 (25)

103系 車内CG

さて、いよいよ本格的な内装作業開始ですが、まずは天井から始めます。
天井は軽合金製で白色のメラミン焼付塗装が行われています。実物は左右と中央の3枚構成ですが、めんどうなので左から右への1枚構成で作成します。そして中央部分に扇風機を納める部分の凹みを設けます。(下図左)
この扇風機の凹みは、後年の冷房装置取付車両では風洞に簡単な凹みがあるだけなのですが、非冷房車では天井板が滑らかに押し出されているため、モデリングするのが結構手間です。というのも平らな板で面取り凹みなら楽なのですが、平らじゃない丸みを帯びた板に凹みを付けると、通常のエッジ選択で面取りをかけても綺麗に成形できないのです。なので一旦円柱で天井板を打ち抜き、その打ち抜いた穴のエッジを中央にすぼめ、手動で頂点の高さを調節して押し出すという手間をかけました。(パッチ編集なら楽なのですが、ポリゴン数が激増するため)
そしてその凹みの中にグロベンから出入りする風を整風するための板を取り付けます。ちなみに中央の穴は扇風機のユニットが収められる場所です。(下図右)
103系 天井板CG 103系 天井板CG

この手の初期型の天井は秩父鉄道の1000系中間車で見られたのですが、現在では和歌山線や可部線の103系から改造された105系でのみ見られます。

101系 扇風機周り
オリジナルに近い101系の扇風機周り
101系 扇風機周り断面
天井板の扇風機周りの断面

続いて押面と継目板を作成します。屋根鋼体の縦桁には荷棚や吊手のパイプを支えたり、蛍光灯を取り付けたりする部分がありますが、ここに押面とよばれる線路方向の細長い板が取り付けられます、また、天井板は数枚単位での構成なので繋ぎ目部分には継目板が取り付けられ、ネジで固定さめています。もちろんネジも作ります。笑(下図左)
そして乗務員室と客室の仕切り壁上部にある通風孔にもメッシュ状の板が取り付けられます。こちらのモデリングはメッシュ孔最小単位サイズの平面を作って打ち抜き、それを必要分並べてアタッチし、頂点を結合して周囲を作成してシェルで厚みを付けるという方法で作成しました。(下図右)
103系 天井板CG 103系 通風孔CG

次に乗務員室内の天井も作成します。下図左を見ていただくとわかりますが、こちらは客室と違って左右を除き平らな天井となっていて、前面部分には方向幕と運行幕の点検蓋と前照灯のランプ取り換え蓋が取り付けられます。(ちなみに飛び出している棒は客室通風孔の開閉レバーで、方向幕点検蓋に飛び出している箱は方向幕を回すためのレバーが収納されています)
天井板をまんべんなく貼り付けたら照明の取り付けとなります。まずは蛍光灯で、蛍光灯は客室用が40Wとなり、乗務員室用は20Wとなっています。以前紹介しました照明の資料通りに明るさを設定すると相変わらず明るすぎるので30500cd/m2に設定しました。ただ実際には、この工事段階で割れやすい蛍光灯は嵌め込まれていないとは思いますが…(下図右)
103系 乗務員室天井板CG 103系 蛍光灯CG

上の図で天井板の一部に孔が空いてると思いますが、ここに予備灯が設置されます。予備灯は停電時にバッテリーから電力を供給して車内が真っ暗にならないようにするための非常灯です。
予備灯は客室用が15Wのものを使用し乗務員室用のものが40Wとしています。(乗務員室のワット数が大きいのはEL計器灯が消灯してしまった時のため)
客室用のものは天井板と外板の隙間が狭いため、電球が斜めに差し込まれていて、乗務員室は余裕があるため真上から電球が差し込まれているのも特徴です。
モデルは乳白色のグローブカバーを再現しているのですが、やはり前照灯の時のようにカバー内部が暗くなってしまうので、若干カバー自体を自己発光させています。
予備灯 予備灯CG

予備灯をつけたら今度はスピーカーの取り付けです。スピーカーのカバーは通風孔のメッシュ板と同じように作るのですが、こちらは2列分の穴を一斉に開けてそれを並べて頂点連結という方法で行きました。(下図左)
スピーカーのカバーを開けると下図右のようにスピーカーの輪切りのようなものが二つ入っています。まぁ開けることは無いので無駄モデです。
103系 スピーカCG 103系 スピーカCG

最後に荷物棚受けの取り付けです。この荷物棚だけではなく吊手棒や掴み棒も一緒くたに受けてしまうタイプは101系から引き継がれています。
パイプ径は35mm、掴み棒や吊手棒は25mm径で出来ています。なお今回は荷物棚受けだけで、網棚は次回に取り付けます。(荷物棚受けから生えているヒゲのようなものが網棚のフレームを乗せる部分になります)
105系 荷物棚受け 103系 荷物棚受けCG

最後に車内を見通してレンダリング。
103系 車内CG

こちらが同じアングルの秩父鉄道1000系の車内。
101系 車内
光の反射の仕方が大体同じになったのが驚きです。CGスゲェ。

 
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