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2015年4月

2015年4月28日 (火)

鉄道3DCG製作記 103系 (31)

103系台車CG
↑※CGです

ついに電気関係の床下機器を設置して「車入れ」を行い、台車が装着されました。
これまで作った床下機器はもっぱら「空気」に関連したものでしたが、今回は「電気」に関するものになります。といっても基本的に『クハ』なので、『モハ』に比べたらかわいい量です。

実際の103系先頭車両となる制御車に取り付けられている電装機器は下図のような物たち。
002  103系床下機器

主制御器や抵抗器、コンプレッサー等が無い分、制御車で一番大きな電装機器はバッテリーとなります。
上図右の「B」と書いてあるものがバッテリー箱ですが、その隣にあるものはATS-P制御装置の箱であるように、103系デビュー当時に比べると幾分機器が増設されているため、デビュー当時を目指すと必然的に簡素な機器配置になります。

そして下図が今回製作した電装機器で、制御車ではわずかにこれだけです。
103系床下機器

左上から

・高圧ヒューズ箱
・SR63形電磁接触器箱
・アーススイッチ
・倍率器箱
・速度計ツナギ箱
・蓄電池箱
・コンセント納入箱
・低圧ヒューズ箱
・ATS-B(非常)継電器箱

となります。
 
「高圧ヒューズ箱」は過電流保護のためのもので、内部に筒型のヒューズが取り付けられています。表記は『H』。ただ、現在の車両に取り付けられているものは凸状の蓋が取り付けられている機器箱が大半で、上図のようなタイプは少なくなっています。
「電磁接触器箱」は高圧補助回路用の電磁開閉器で、電動発電機・空気圧縮電動機・暖房の3つの接触器が入っています。表記は『MF』『HF』『VF』。現在、この箱は接触器がそれぞれ独立した箱のタイプに更新されているので使われていません。
「アーススイッチ」は直流1500V・交流100V・直流100Vの回路を系統別にナイフスイッチで切断できるようになっていて、絶縁試験や故障の発見が容易に行えるようになっています。超危険なのでディスコン棒使用です。表記は『GS』。当然こちらも機器増加に伴い大きな機器箱に更新されていて使われていません。
「倍率器箱」は直流電圧計の測定範囲拡大のためのもので、電圧計にかかる電圧を低下させる抵抗器だそうです。全抵抗値は200000Ω。表記は『VR』。
「速度計ツナギ箱」は速度計の車軸発電機から延びるケーブルを車両側に繋ぎかえるツナギ箱です。地味系。
「蓄電池箱」はその名の通りバッテリーが大量に収納される箱で、内部には合計で直流100V20Ahになるカドミウム・ニッケル式アルカリ蓄電池(ユングナー電池)の単電池を18個および17個で群電池として各2組用意。計70個もの単電池を直列につないでいます。前面の蓋はバーンと手前に開き、中には台車がありバッテリーの出し入れを容易にしている構造です。表記は『B』。この箱は製造時から変わっておらず、いまでも使用されています。
「コンセント納入箱」はA中継弁から延びるケーブルを接続するもの。らしいのですが、接続されている場合とそうでない場合があってよくわかりません。
「低圧ヒューズ箱」は詳細な説明がないので不明ですが、運転室背面立上りからブレーキ制御装置の途中に取り付けられていて、高圧ヒューズ箱同様に過電流保護目的と思われます。表記は『EVF』『AVF』『RVF』。
「ATS-B(非常)継電器箱」はATS-B型による非常動作時にリレー接続するための箱。表記は『EmR』。ATS-S型と併用の場合は箱の形状が違うためレアな箱で、現在ではATS-P取り付けによりATS-Bの継電器箱は取り外されていて、お目にかかれません。ちなみに広島の103系には最後まで取り付けられていました。なお、この箱は103系デビュー当時には取り付けられていなかったことが判明したため、作ったのに取り付けられないという無駄モデリングの権化になりました。

これらを全て取り付けてレンダリングしたものが下図です。103系制御車床下の決定版です。
103系床下
高解像度版はコチラ(8000*4480px) 電線管って灰色のイメージなんですけど、指定色は薄茶色5号という肌色なんですよね

1103系床下
高解像度版はコチラ (8000*2000px)

そして今回は初めて、お手製のHDRIでレンダリングしてみました。
HDRIは低輝度から高輝度まで段階的に明るさを変えた写真を複数枚撮影し、それを一枚に合成して輝度情報までを内包した画像となります。このHDRIを360°の全天球で用意して設定すれば、3D空間上に明るさの情報も含めた背景画像を用意できるようになるのです。 全天球画像は最近話題(?)のRICOH THETAを使用して露出を変えて撮影し、HDRI化はPhotoshopのHDR Proというツールを使いました。
ただ、全天球画像だと背景として設定するには解像度が低いので、RICOH THETAで撮影した場所を中心に一眼レフカメラなどで高画質に背景画像を撮影しました。
これらを環境マップや地面のテクスチャに設定して、追加で太陽光を設定(当然撮影時の場所と日時を設定)。AOで影の濃さを設定したうえで明るさや色を調整してレンダリングすると下図のようになります。(詳しくはこのサイトを参考にしました)
103系台車CG

かなり大変ですが超リアルになりますね。かなり大変ですけど。

そんなこんなで台車も入り、やっと車両として完成しました。
残すは幌と渡り板、方向幕と列番幕、車両表記と銘板のみとなりました。
あと数回で終わりますね!
先頭車両だけは

 
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2015年4月13日 (月)

鉄道博物館でEF55の展示開始!

鉄道博物館 EF55
12日から鉄道博物館にてEF55の展示が開始されました。EF55は2009年に現役引退して高崎機関区で保存されていたもので、「後々は鉄道博物館に」と言われたまま早6年。やっとこさ安住の地に腰を据えた形です。
この展示に先立ち11日は開館中にもかかわらず、展示車両の大移動を行うという斬新な展示を行い、C57が置いてあったターンテーブル上に展示されました。(これに伴いDD13は一旦撤去)
ターンテーブル上ということはグルグル回して汽笛の吹鳴実演を行うのですが、本来の圧力より少ない本気モードじゃないC57の汽笛に対して、割と本気のEF55の汽笛の方が大きく感じました。

鉄道博物館 EF55
一部の車両が大移動したヒストリーゾーン
鉄道博物館 EF55
C57に変わりターンテーブル実演も行う
鉄道博物館 EF55
屋根上もしっかりとチェックできる
鉄道博物館 C57
C57は手前側の狭い場所に押し込まれている

新たな顔となったEF55ですが、これは2年後の新館増築までの繋ぎイベント第一弾といったところになり、今後も何かしらの動きがちょくちょく入る形になります。
しかし車両の詰め込み方から見て、展示車両の入れ替えはある意味絶望的な感じがしていましたが、まさか実際に行うとは思いもよりませんでした。笑

さよならEF55みなかみ

 
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